鹿児島県

象の足を肌荒れから守る為、桜島産椿油をプレゼント


▲画像提供:平川動物公園

寒い冬の肌荒れはイヤですね。今年の冬は特に冷え込むと言われている様で、手のあかぎれに困っている方も多いのではないでしょうか?

鹿児島県鹿児島市平川にある平川動物公園にいる象も日本の冬は苦手。
元々、熱帯雨林地域に生息しているインドゾウですから冬場の乾燥で肌荒れを起こしてしまうそうです。
冷たい水に浸かる事の多い足先が特に荒れやすいとか。

平川動物公園では3,500kgを超える体重を支える象の足先を肌荒れから防ぐ為に、オリーブオイルを使用しています。



▲飼育員の指示で各部を差し出し、椿油の塗布を受けるインドゾウ。象と飼育員との信頼関係が出来ている事で可能な作業です。(画像提供:平川動物公園)

その話を聞いた桜島の活性化に取り組むNPO法人桜島ミュージアムより2016年12月20日(火)、椿油のプレゼントが行われました。


▲画像提供:NPO法人桜島ミュージアム

秋に収穫された椿の実は天日乾燥をして、椿油を絞り出すのがちょうど今の季節が最盛期。
搾りたての椿油1Lがプレゼントされました。
この量は象2頭で約3週間分の使用量になります。


▲画像提供:平川動物公園

桜島では椿油を髪や肌のトリートメントだけではなく様々な事に使っています。

元々食用として使われていた椿油はオリーブオイルと組成が似ており、かつオレイン酸を多く含む事から健康食品として見直されています。
桜島の埋没鳥居で有名な黒神町にある「椿の里」ではふんだんに椿油を使った椿チャンポンが大人気。地元の方だけではなく多くの観光客も足を運んでいます。

関連記事:鹿児島県内でもたぶんここだけ!薬膳椿油チャンポン!

今回椿油をプレゼントしたNPO法人桜島ミュージアムでも桜島の椿油の価値向上の為、様々な取り組みをしています。
最近では熱を加えずに椿油を絞り出す事で高品質化粧品の素材となる事から、椿油と桜島小みかんなどの精油と組み合わせてネイルオイルやハンドクリームの開発を行っています。
一度使ってみたのですが、「付ける」というより「肌に馴染む」といった感じに仕上がっていました。
これはNPO法人桜島ミュージアムが委託管理を請けている桜島ビジターセンターでサンプルテストを行っていますので、是非お試しになって感想をスタッフまでお聞かせ下さい。

関連記事:平川動物公園の動物たちが見せる冬の光景

■鹿児島市平川動物公園
住所:鹿児島県鹿児島市平川町5669-1
TEL:099-261-2326
開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:12月29日~1月1日
入園料:一般(高校生以上)500円 小・中学生100円
駐車場:630台
大型自動車及びバス 1回 400円
上記以外の車(普通車・軽自動車)1回 200円
アクセス:JR五位野駅より徒歩約20分
その他:ベビーカーや傘などの貸し出し有り(有料)
平川動物公園HP:http://hirakawazoo.jp/
平川動物公園FBページ:https://www.facebook.com/hirakawazoo
平川動物公園Twitterアカウント:@hirakawazoo

■NPO 法人桜島ミュージアム
住所:鹿児島県鹿児島市桜島横山町1722-61
TEL:099-245-2550
FAX:099-245-2551

■桜島ビジターセンター
住所:鹿児島県鹿児島市桜島横山町1722-29
営業時間:9:00~17:00(年中無休)
入館料:無料
TEL:099-293-2443
駐車場:有
アクセス:桜島フェリーターミナル桜島港より徒歩10分
{桜島フェリーの出ている鹿児島港はJR鹿児島駅から徒歩11分(市電利用:市電 水族館口 から徒歩7分)}
桜島ビジターセンターHP:http://www.sakurajima.gr.jp/svc/

 

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