大分県

隼ラーメンは納得の「炙りチャーシュー」と「極細麺」

大分県豊後大野市の「隼ラーメン」は、大振りのチャーシューが丼に並ぶ「チャーシューラーメン」(790円)が人気だ
豚バラの巻きチャーシューで、「隼ラーメン」では、これを炭火で炙る。もちろん、炙るのは、オーダーを受けてから。
オーナーシェフは、多治見三之さん(58歳)で、「炙ることで余分な脂が落ち、チャーシュー本来の味を楽しんでいただけます」と。さらに「余分な脂を落とすことで、スープの旨みが良く染み込んでくれるんです」とも。
香ばしさを保ちながら、スープを含み、薄切りながらも実にジューシーで噛みごたえも申し分ない。
スープは、豚骨ならではの旨みがしっかりしているものの、あっさり目でマイルドだ。
多治見さんは、麺にもこだわる。

実は、この極細麺は、多治見さんこだわりの特注麺だ。多治見さんは、かつて、ラーメン激戦区の博多に、それも長浜の近くに15年ほど住んでいて、週に3、4日は長浜ラーメンを食べ歩いたそうで、「博多特有の極細麺しか食べる気がしなくなったんです。だから極細麺にしてるんです。私の好みですけどね」と笑う。
麺の注文先は、竹田市の麺工房「志保屋」。麺職人は、この道25年超の首藤貞己さん(63歳)で、首藤さんは、竹田市内や豊後大野市内、熊本方面のお食事処からの依頼でチャンポンやラーメンの麺を製造している。
とはいえ、隼ラーメンの極細麺は別格。多治見さんの極細へのこだわりに麺職人の首藤さんが応え、麺カッターは、極細麺のための特注で、粉の配合にもこだわる。麺職人の首藤さんは「長く麺を打ってきたけど、こんな細い麺は初めてでした」と。門外不出の、隼ラーメン自慢の極細麺というわけだ。

若干堅めに茹でられた極細のストレート麺は、スープの持ち上げも、のど越しも抜群だ。
ところで、隼ラーメンは、豚骨、醤油、味噌とあり、いずれもトッピングがシンプル。基本は、もやしとネギにチャーシューが一枚だ。このシンプルさがいい(画像は、チャーシューラーメン)。
中には、「シンプル過ぎる」と不満を抱く方もいるだろうが、心配は無用。無料のトッピングサービスで、自分流の味を楽しむことが出来るのだ。
トッピングのサービスは、紅ショウガにキクラゲ、辛子高菜の3種。
まずは、ネギともやしだけのシンプルさを味わいたい。次いで紅ショウガとキクラゲをトッピング。キクラゲのコリコリ食感と紅しょうがの酸っぱさ漂うスープが心地よい。
仕上げは、店長おススメの辛子高菜。丼の中は、一気に「辛子高菜ラーメン」に変身する。この猛暑時期に嬉しいピリ辛ラーメンの完成だ。
このように、隼ラーメンでは、自分好みのトッピングを楽しみたい。チョッとお得な気分に浸れること間違いなし、だ。
なお、チャーシューラーメンは、味噌、醤油でも味わえ、とんこつチャーシューラーメンは、細麺限定だが、味噌、醤油の場合は、細麺と太麺のどちらか、お好みを選べる。

■メニュー(抜粋)■
とんこつラーメン(細麺)620円
とんこつチャーシューラーメン(細麺)790円
味噌ラーメン(細・太)650円
味噌チャーシューラーメン(細・太)820円
醤油ラーメン(細・太)670円
醤油チャーシューラーメン(細・太)840円
替え玉100円
ラーメンセット(ごはんorおにぎり)800円
ミニチャーシュー丼ラーメンセット850円
※セットのラーメンは、とんこつ、味噌、醤油を選べ、プラス170円でチャーシューラーメンに変更できる。
<スポット情報>
店名:隼ラーメン
住所:大分県豊後大野市朝地町下野786
(「道の駅あさじ」向かいの「あさじさんさん通り」内)
電話:0974-72-1137
時間:11:00~19:30(LO)
15:00~17:00の準備中あり(不定)
席数:小上がり16席、テーブル12席、カウンター5席
休業日:不定
駐車場:共同20台(無料)

 

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