大分県

湯平温泉「花川堂」の「金つば羊羹」はお土産に大好評

大分県由布市湯布院町の湯平温泉のお土産におススメなのが、花川堂の「金つば羊羹」だ。
この羊羹、ただ3センチ幅にスライスしただけでは、ちょっとデカすぎの感がある。がっつりかぶりつくには持って来いかもしれないが…。さらに半分にカットすると、雰囲気的にちょうどいいかな。

これが、その羊羹の正体。とにかく、デカイのだ。
薄くスライスするより、厚さを楽しみたい。
一口頬張れば、小豆パワーが口に広がる。「金つば」というだけに、小豆を練り切ってないところがいい。小豆好きにはたまらないだろう。
練り込まれた柚子の皮のなせる技か、実に優しめな甘さでしつこくなく、後を引く美味しさだ。
花川堂は、湯平温泉ならではの石畳通りをほぼ登ったところにある。
たまたま店の前に郵便屋さんのバイクが停まったが、赤提灯が連なる石畳通りには、なぜか赤が似合う。
オーナーは、幸野寛さん(84歳)で、奥さんのヒサヨさん(82歳)とで店を切り盛り。金つば羊羹をてがけて40年超だ。
聞けば、寛さんは、若いころは相撲の県体選手であり、別大(別府毎日)マラソンも何度も走ったという超体育会系でならしたそうだ。この羊羹の迫力は、そんな寛さんならではの、体育会系サイズなのだ、と納得。

金つば羊羹は、とにかく、お土産品に好評で、ラベルの「滋養豊富」が、横書きで「富豊養滋」と右から書かれているのも昔ながらで、歴史とキャリアを感じさせる。
この羊羹の人気の証は、これ。現金書留の封筒だ。「昨年(2015年)の11月からこれだけ来た。以前のは倉庫に保管してるけど」と寛さん。
実は、この封筒の多くは、金つば羊羹をお土産にもらったという方からの注文だ。これが寛さんの自慢でもある。
「この年だから、振込だとか着払いだとかは面倒なので、現金を送ってもらってから、羊羹を送付させてもらうようにしてるんです」と寛さん。

この封筒が結び合う絆は、これからも小さな温泉街「湯平温泉」をデッカク支え続けることだろうと思うと同時に、このデカイ羊羹が益々たくましく思えた。

ところで、寛さんは、「毎朝5時から羊羹を作るのが日課」で、閉店時間は無いに等しく「寝てたら起こしてくれればいいよ」と笑う。店舗と住宅が併用だけに、「いつでもお気軽にどうぞ」という気配りが、実に有り難い。
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花川堂の羊羹トリオ
金つば羊羹850円
ゆず練羊羹850円
栗羊羹950円

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湯平温泉「花川堂」
住所:大分県由布市湯布院町湯平温泉
電話:0977-86-2529
時間:5:00~
休業日:無休
公共駐車場:40台(無料)
MAP
https://www.google.co.jp/maps/place/%E8%8A%B1%E5%B7%9D%E5%A0%82/

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