大分県

大分の道の駅「みえ」が熊本の特産品販売で復興を支援

大分県豊後大野市の「道の駅みえ」では、熊本地震後、熊本県山都町にある「道の駅通潤橋」の販売コーナーが設けられ、訪れる人々の注目を集めている。
この販売コーナーは、「震災を乗り越え、製造を再開した方々の商品を売ってあげたいけど、お客さんが激減してしまった」という「道の駅通潤橋」の現状に、「道の駅みえ」の後藤節子駅長が、「何かお役に立てることがあれば」と支援の手を差し伸べたことから誕生した。
▲山都町特産の焼き米「かみかみ」

このコーナーが設けられたのは2016年4月25日(月)からで、「先日の5月9日(月)までに112の品物を94名の方々にお買い上げいただき、67928円の売り上げでした」と後藤駅長。その売り上げは、全額「道の駅通潤橋」に送られている。
販売コーナーには、山都町と同じ上益城郡に位置する益城町産のドレッシングも並ぶ。
▲くまもとのお茶まるごとドレッシング

「道の駅みえ」は、大分県の「農産物”安心おおいた直売所”取扱宣言」認証店だけに、生産工程の管理や出荷前の残留農薬検査などが徹底されており、地元生産者と直結した新鮮な旬野菜を「安心して買うことができる」と大人気だ。

その「道の駅みえ」に、このほど熊本県山都町観光協会からメッセージが届いた。メッセージには、「162年経つ今も現役の『通潤橋』は、水管がダメージを受け、いつもの放水ができない状況で、観光産業面では、しばらくは身動き取れないかもしれません。でも、温かい支援のおかげで、山都町の生産者や加工業者には勇気が湧いています」(要約)と書かれていた。

「道の駅みえ」の後藤駅長は、「まだ始めたばかりの小さな取り組みですが、この先、どういう方法がいいのか、どうあるべきか、などを考えていきます。少しでも復興のお役に立てれば嬉しいですね」と話してくれた。

なお、山都町の「通潤橋」といえば、昔ながらの石橋で、国の重要文化財に指定されており、橋の中央部からの放水は大迫力で、放水時期には多くの観光客が訪れる。ただ、地震によるダメージで現在は放水はされておらず、周辺への立ち入りも禁止となっている。
お出かけの際は、「ホームページ等で事前に確認してください」と山都町観光協会は呼びかけている。
「山都町観光協会」はココ

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道の駅「みえ」
http://michinoekimie.com/
住所:大分県豊後大野市三重町宮野2791番地1
電話:0974-24-0010
時間:9:00~18:00
休館:12月31日~1月1日(予定)
駐車場:101台(内大型14台、身障者2台)

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道の駅「通潤橋」
http://www.town.kumamoto-yamato.lg.jp/kanko/map/pub/detail.aspx?dr=1&c_id=56&id=429
住所:熊本県上益城郡倭町下市184-1
電話:0967-72-4844(物産館)
時間:9:00~17:00(食事処11:00~15:00)
休館:12月31日~1月1日(食事処~1月2日)
駐車場:156台(内大型18台)

 

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