九州

城下町「杵築」散策と「ひいなめぐり」

大分県杵築市で、2016年2月13日(土)から3月13日(日)までの一か月間、「城下町杵築散策とひいなめぐり」が開催される。
杵築市は、江戸時代、松平三万二千石の城下町として栄えたことから、藩主ゆかりの古今雛や江戸時代末期の文化文政時代に作られた雛かざりが、今なお保存されている。
杵築市では、「雛」のことを「ひいな」と呼び、期間中は「大原邸」や「佐野家」「磯矢邸」「綾部味噌」「お茶のとまや」といった名家や商家などが、「ひいな」で出迎えてくれる。
この機会に、江戸の時代から明治、大正と、古き時代を見つめて来たであろう多彩な雛飾りに出える「ひいなめぐり」を楽しみたい。


「裃(かみしも)」雛や「箱雛」も…。

「木目込み人形」に「古布人形」…

城下町杵築といえば、武家屋敷や町屋風情もだが、日当たり良好な坂道が人気だ。手前が「酢屋の酒」で向こうが「塩屋の坂」だ。ひいなめぐりの合間に加えたいコースだ。
酢屋の坂の下が発着場となっている商工会青年部の人力車で散策するのもおススメだ。
休みたくなったら、お茶の「とまや」はどうだろう。玉露ケーキとコーヒーで一息入れたい。
なお、期間中の2月13日と2月27日の両土曜日は、綾部味噌前で甘酒のふるまいが行われる。こちらも、ほっと一息入れるには持って来いだ。
ところで、城下町杵築といえば、「きものが似合う歴史的な街並み」。そう、着物だ。着物でひいなめぐりを楽しみたいなら、和楽庵だ。着物、帯、草履、襦袢、着付けオール込みで2400円。足袋は100円で購入できるが、持参したい。

グルメ派には、ひいなめぐり限定メニューが嬉しい。市内14のお食事処や茶房、カフェなどで、ひいなめぐりの期間でしか味わえないとっておきのメニューが用意されている。

出かける前に、こちらでパンフレット&散策マップをチェックしよう。
杵築市観光協会HP
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城下町杵築散策とひいなめぐり
期間:2016年2月13日(土)~3月13日(日)
会場:大分県杵築市城下町一帯・山香地域
電話:0978-63-0100(杵築市観光協会)
時間:9:00~17:00(会場や店舗により異なるのでご注意を)
料金:城下町資料館や、大原邸、杵築城、磯矢邸、佐野家、一松邸、重光家は有料だが、共通観覧券有り(期間割引料金500円)
駐車場:会場内表示有(無料)【スポット情報】
大原邸
住所:大分県杵築市杵築207
電話:0978-63-4554
営業:9:00~17:00
定休:無
料金:一般200円、小中学生100円
駐車場:共同駐車場(無料)佐野家
住所:大分県杵築市杵築329
電話:0978-62-2007
営業:9:00~17:00
定休:年末年始
駐車場:4台(無料)

磯矢邸
住所:大分県杵築市杵築211-1
電話:0978-63-1488
営業:9:00~17:00
定休:12月29日~1月3日
料金:一般200円、小中学生100円
駐車場:共同駐車場(無料)

綾部味噌
住所:大分県杵築市杵築169
電話:0978-62-2169
営業:8:00~19:00
定休:1月1日~1月3日
駐車場:6台(無料ン)

お茶のとまや
住所:大分県杵築市杵築385
電話:0978-62-2139
営業:9:00~19:00
定休:1月1日
席数:10席
駐車場:共同駐車場(無料)

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