大分県

ご利益満載のひょうたん祭りは神ってるパワースポット

大分県豊後大野市千歳町で2016年12月4日(日)、「ひょうたん祭り」が開催される。
主役は、千歳町のスーパーヒーロー「ひょうたん様」で、大きなわらじがシンボル。大わらじは、今年、座元としてひょうたん祭りを取り仕切る柴山班と下日向久保(しもひゅうがくぼ)班の14世帯の皆さんが2016年11月26日(土)と27日(日)の二日がかりで編み上げた。わらじの重さは、出来上がった時点で、台秤(はかり)で量ったところ、片足だけで15キログラムを超えた。座元の皆さんにとっては、満足この上ない仕上がりだ。
なお、ひょうたん様は、座元を担う方々の中から選ばれるのが決まりというのも「ひょうたん祭り」の見どころの一つで、今年、その大役を担うのは内藤鐵男さん(74歳)。内藤さんは、早速、出来上がったばかりの大わらじを抱え上げ、ご満悦の様子で、早くも気分は、ひょうたん様…。
ひょうたん祭りは、今から遡ること800年超と歴史は古い。当時の続く戦乱から人々を救うため、千歳町の柴山神社に宇佐八幡の分霊をまつったそうだが、その際、ひょうたん徳利に酒を詰め、流鏑馬や獅子舞とともに祝ったのだと…。その言い伝えを今に継ぐひょうたん様は、参道に詰めかけた一人一人に、無病息災や家内安全、五穀豊穣といったご利益のあるお神酒を振舞いながら歩く。そんな「神ってる」ひょうたん様が振舞うお神酒のご利益にあやかりたいなら、マイ猪口を持参したい。
腰に携えたひょうたん徳利は、3升の酒が入るというジャンボサイズで、ひょうたん様は、大わらじだけではなく、ひょうたん徳利の重さとも格闘しながら練り歩かなければならない。
もちろん、ひょうたん徳利のお神酒がなくなったら、遠慮容赦なく、追加のお神酒が、トックトックとひょうたん徳利に注ぎ込まれる。
ひょうたん様の行列は、長丁場でかなりの重労働だが、ひょうたん様に扮する内藤鐵男さんは「毎日一時間かけ、1万5千歩から2万歩近く歩いているので、体力的な不安はないです」と座元の仲間の皆さんを安心させた。

ひょうたん祭りでは、神楽舞も行われるが、大蛇に見立てた稲わらを豪快にぶった切る「綱切り」に使用する俵は、座元の皆さんが奉納するのが決まり。その俵も、11月27日(土)、すでに準備を終えた。
座元の皆さんの作ったわらじには、こんな小さなものもある。
これは清者様が乗り、流鏑馬に登場する神馬が履くわらじで、全部で4足が編み上げられた。
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ひょうたん祭り日程(予定)
9:00~「座元宅にて出たての宴」
11:00~「座元出発」
12:00「宮守宅(柴山八幡社鳥居近く)到着」
13:00~「お行列開始・獅子・神楽・神輿・弓練り」
15:00~19:00「神楽」
16:00~「流鏑馬」
19:00「お帰り(終了)」

<イベント情報>
イベント名:ひょうたん祭り
期間:2016年12月4日(日)
会場:柴山八幡社及び境内周辺
住所:大分県豊後大野市千歳町
電話:0974-37-2111(豊後大野市千歳支所)
時間:9:00~19:00
駐車場:臨時駐車場
アクセス
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