鹿児島県

戦国以前から幕末までの薩摩にまつわる仮面文化を講演

【鹿児島県霧島市国分】

 鹿児島県霧島市国分、城山公園近くにある国分郷土館では2017年3月26日(日)まで「隼人を鎮める六人の王の社 止上神社」展が開催されています。
この特別企画として2017年1月22日(日)と2月25日(土)に鹿児島県に伝わる仮面文化を民俗学から読み解く第一人者、鹿児島県民俗学会 幹事 でもあります 出村卓三 氏による講演会が開催されます。

仮面と鹿児島の歴史というのは現在の状況からすればあまりイメージができませんが、文化的価値が高く古来から現存している仮面が残っている数は全国から見て鹿児島はトップクラスになるとか。

先日黎明館で開かれた御楼門調査説明会でも鹿児島城に能舞台があった事が説明されていましたけど、特に島津斉彬の曾祖父・島津重豪は度々能楽を催し、自らも舞っていたと伝わっています。

神楽に関しては戦国時代にはあった事が上井覚兼日記に記されており、田の神舞などに使う道化面も数多く存在しています。

今は忘れ去られている感のある鹿児島の仮面文化ですが、今の県内状況からは想像出来ない程の多種多様な仮面が残っている事から、これからの観光振興や文化発展の為にアイディアを提供してくれそうな講演会です。

●特別講演会「止上神社の面」
内容:霧島市国分にある止上神社に奉納されている面の歴史文化を切り口に、鹿児島の地に伝わる仮面を「芸能面」「信仰面」と分野毎に歴史文化を紹介する。
開催日時:2017年1月22日(日)10:00~12:00
講師:鹿児島県民俗学会幹事 出村卓三 氏
開催場所:国分郷土館特別展示室
定員:30名(申し込み不要)
受講料:100円(別途入館料が必要)

●きりしまの面と祭り
内容:きりしまに暮らす人々の間で受け継がれてきた年中行事や民俗芸能、きりしまの神社等に奉納されている信仰仮面や芸能仮面等、霧島神社についての講義などをします。
開催日時:2017年2月25日(土)10:00~12:00(9:30より受付)
講師:鹿児島県民俗学会幹事 出村卓三 氏
開催場所:国分郷土館
定員:40名(要申し込み/応募者多数の場合は抽選)
受講料:300円
申し込み:電話かハガキ(住所・氏名・電話番号を記入)で下記連絡先へ
霧島市教育委員会文化振興課
文化財グループ 担当:大牟礼
TEL:0995-45-5111(内線:5203)
住所:〒899-5192
霧島市隼人町内山田1丁目11番11号
申し込み締め切り:2017年2月10日(金)必着

■国分郷土館
住所:鹿児島県霧島市国分上小川3819
TEL:0995-46-1562
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始(12月29日~1月3日)
その他臨時に休館する日
入館料:小・中・高校生 70円 大学生・一般 130円
駐車場:有
アクセス:JR国分駅より3.4km

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