鹿児島県

とと姉ちゃんで話題!創刊号から読める 暮しの手帖展

【鹿児島県姶良市】

 鹿児島県姶良市にある姶良市歴史民俗資料館では2016年9月16日(金)~10月16日(日)までの期間中、『暮しの手帖展』を開催。今NHKの朝ドラで放送されている「とと姉ちゃん」で話題になっている雑誌という事もあり、普段より多くのお客様が来館しています。

これは姶良市歴史民俗資料館の収蔵品を公開する目的で行われている展示会で、昭和23年(1948年)9月に刊行された創刊号から平成2年(1990年)2・3月に刊行されたものまでがご覧になれる様になっています。
※欠号:[第1世紀]8~10号、15~31号、43号、60号、79号
[第2世紀]23~25号、36号、45~91号、93~97号
(第○世紀とは発行号数100号ごとを1単位としている)


▲創刊号から7号まではコピー紙の状態でご覧になれます

▲ズラリと並んだ『暮しの手帖』。実際に手に取ってご覧になれますが、資料館の大切な資料ですので丁寧に扱いましょう。
▲雑誌から抜き出した商品テストの画像と共に当時使われていた電化製品も展示されています。

▲こういった補足情報も展示されているところが嬉しいですね。

今回の企画を担当した 姶良市教育委員会 社会教育課 文化財係 深野伸之さんからは、
「当時の時代背景を読み取る事ができる貴重な資料です。ぜひこの機会にご覧いただきたいです。」
「姶良市は島津義弘や国の天然記念物である『蒲生の大楠』など歴史や文化にあふれた街です。『暮しの手帖展』や常設展示を見た後は街に点在する文化財にも足を運んで欲しいですね。」(以上意訳)
とコメントをいただきました。

以下『暮しの手帖展』から『暮しの手帖』の説明です。
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『暮しの手帖』
『暮しの手帖』は、昭和23年(1948)に創刊された家庭向け総合生活雑誌です。
昭和21年(1946)、花森安治と大橋鎭子が「衣装研究所」を銀座8丁目のビルの一室で設立し、ここで刊行された『スタイルブック』が前身です。
昭和23年(1948)9月に季刊『美しい暮しの手帖』として(第1世紀)第1号が創刊されました。その後、昭和28年(1953)12月の第22号から、雑誌名を現在の『暮しの手帖』に変更しています。
昭和29年(1954)の第26号から、長く目玉企画となった「商品テスト」(第1号は靴下)を開始し、昭和31年(1956)、「婦人家庭雑誌に新しき形式を生み出した努力」について、第4回菊池寛賞を受賞しました。
昭和43年(1968)2月の第93号からは隔月刊に変更。また、雑誌づくりでも革新的な試みに挑戦し、昭和43年の第96号は1冊まるごと「戦時中の暮し」をテーマに制作されました。
発行号数は100号ごとに「第○世紀」と区分されますが、これには初代編集長・花森の「100号ごとに初心に立ちかえる」という意味合いが込められています。
主な内容は、家庭婦人を対象としたファッションや飲食物・料理、各種商品テスト、医療・健康関連の記事や、さまざまな連載記事や読者投稿欄があります。
なお、「雑誌の全ての部分を自分達の目の届く所に置いておきたい」という理念から、広告は外部からのものは一切受けず、自社の書籍についてのみの宣伝としています。
ただ唯一の例外として、通巻3号の初刷のみに、資生堂の化粧品の広告が裏表紙に掲載されました。
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関連ページ:暮しの手帖社HP
※ この企画展については姶良市歴史民俗資料館の収蔵品展示が目的であり、暮しの手帖社は無関係です。

●暮しの手帖展
場所:姶良市歴史民俗資料館
料金:入館料のみ
開催期間:2016年9月16日(金)~10月16日(日)■姶良市歴史民俗資料館
場所:鹿児島県姶良市東餅田498
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
毎月25日(土・日曜日は除く)
年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:一般・大学生210円(160円)
小中高生 無料
※()内は15名以上の団体料金。
※ 療育手帳・障害者手帳を提示された場合、本人と介護者2名まで無料となります。
アクセス:JR帖佐駅より徒歩10分
駐車場:有
関連ページ(姶良市HPより):https://www.city.aira.lg.jp/bunkazai/shisetsu/kyoiku/shiryokan/20150623.html

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