※今年の『つ・つ・つGARDEN』は盛況のうちに終了しました。また来年!
□ワークショップで動物鉛筆を作ろう□
5月16日に東京都板橋区で開催される『ときわ台「つ・つ・つ」GARDEN』(以下『つ・つ・つGARDEN』)の出店者を紹介する短期集中シリーズ。
1回目は『MARUMIZU-GUMI』(以下『まるみず組』)の巻。
『まるみず組』は板橋区にある手製本の工房だ。手製本という工芸を軸に、資材の販売・オリジナル商品の開発・手製本教室の開催など、その活動内容は多岐にわたる。
『つ・つ・つGARDEN』では教室の生徒さんが作品を販売するほかに、つぎの3つのワークショップを開催する。
■『手製本の技術で折本式の御朱印帳を作りましょう』
▲(写真提供:まるみず組)
内容:表紙の紙や題簽(だいせん:タイトルの紙)の書体を自由に選んで、自分だけの帳面を作りましょう
講師:稲山ますみさん
参加費:1500円
■「染めと紙」~オリジナル型紙で摺る葉書とグリーティングカード作り~
内容:オリジナルの型紙の中から好みのものを選び、刷毛で彩色し、葉書とグリーティングカードを作ります
講師:三上愛さん
参加費:1500円
■ジブング『動物鉛筆ワークショップ』
▲(写真提供:まるみず組)
内容:動物模様の紙と芯だけで作る紙まき鉛筆のワークショップ
講師:五十嵐徹さん
参加費:500円
■『まるみず組』の空気
全面採光の扉を開けて中に入ると、そこはザ・工房。手製本教室の生徒さんの作品が並ぶ一角があり、本の資材となる紙や革が楽しい色を見せ、広い作業テーブルの上では見たこともない道具が活躍の時を待っている。
『まるみず組』がこの場所に移転するまえは建築会社の資材置き場だったそうだが、「スタジオとして設計しました」と言われたら信じてしまいそうな、「ものづくり」の空気に満ちている。
▲裁断前の大きな紙を扱うため、テーブルも広い
▲生徒さんの作品1
▲生徒さんの作品2
『まるみず組』の代表は井上夏生(なお)さん。中学校の授業で手製本という技術に初めて触れたそうだ。そのときの「本って、自分で作れるんだ!」という感動を忘れずに手製本の道を歩み、「オンリー1」の存在になった方だ。
パッセカルトン(ヨーロッパの手製本技術)に日本の伝統工芸である和紙の技法をミックスしたり、手製本用の機械を開発したりと、活躍の幅はとても広い。
板橋区の地域編集長・タハラは、『まるみず組』で井上さんに1時間以上もお話をうかがった。お話の内容はどこをとっても興味深いものばかりだったのだが、今回は無理に要約して文字にするのは避けることにする。
▲『まるみず組』代表の井上夏生さん
予告の代わりに書いておこう。
現代人はスマートフォンという便利な道具を手に入れた。アプリをダウンロードすればたいていのことが可能になる『魔法の杖』。「人類の文明の進化はスマホに集約されるのでは?」とすら思う。
その一方でこうも考える。「スマホが文明なら、スマホに入りきらないもの、スマホではできないことを文化と呼ぶのでは?」と。すると 『まるみず組』=文化そのもの に見えてきた。
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『手製本工房 MARUMIZU-GUMI』
住所 東京都板橋区南常盤台1-4-9
グーグルマップ → こちらの j(小文字)
最寄り駅 東武東上線『ときわ台』駅 南口から徒歩約6分
東武東上線『中板橋』駅 南口から徒歩約8分
電話 03-5995-0052
営業時間 11時から20時
定休日 火・水曜日
公式サイト → こちら
webショップ → こちら
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『ときわ台「つ・つ・つ」GARDEN』概要
日時:2015年5月16日(土曜日) 10時から16時
会場:ときわ台天祖神社
東京都板橋区南常盤台2-4-3
内容:出店者の作品の展示、販売
舞台でのライブ、パフォーマンス
ワークショップなど
開催の趣旨
地域で『つくる』『つどう』『つながる』
「地域の鎮守の森・神社という歴史的空間で「ものづくり」体験、アート作品や音楽などと触れることで、本来持つ創造性を再発見し、人と人、人と地域のコミュニケーションをはかり、地域をにぎやかに元気づける場を提供すること。」
主催:『ときわ台「つ・つ・つ」GARDEN』実行委員会
ブログ → こちら
Facebookページ → こちら
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【■047 取材日:2015.4.24】
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