□たぬ氏、絵の自分と対面する□
東京都杉並区高円寺北で開催されている『伊藤キイチ第三回作品発表会 たぬカフェ3.5』を紹介する。
伊藤キイチさん(以下キイチ先生)は、Webコミック『ゆい!ゆい!』の39回にわたる連載を7月に完結したばかりの漫画家さん。会場はポタリー(陶器への絵付け)ができるギャラリーカフェ『ぽたかふぇ。』だ。
今回はいつもと趣向を変えて、ブログ風にお届けしよう。
■キイチ先生から案内ハガキが届いた
7月中旬、板橋区の地域編集長・タハラの元に一枚のハガキが届いた。差出し人はキイチ先生。『たぬカフェ3.5』とな。作品展ではなく「発表会」なのがキイチ先生らしい。
▲ハガキはたぬ氏(キイチ先生の作品に登場するたぬき)のペーパークラフトになっている
▲つくってみた(切っただけとも)。畳がよくお似合いです
■会場は高円寺
JR中央線の『高円寺』駅北口から徒歩約4分の場所に『ぽたかふぇ。』がある。
▲階段を降りたら線路沿いに阿佐ヶ谷方向(新宿とは反対ね)へ。1分もしないうちに『高円寺中通り商店街』のアーチが見えてくる
▲アーチをくぐって3分ほど歩けば右手に『ぽたかふぇ。』が。向かいはセブンイレブンだ
▲たぬ氏の看板がお出迎え
■会期中のオリジナルフード&ドリンク
会場がカフェなので「ワンオーダー」が入場の条件となる。『たぬカフェ』の会期中のみ提供される『たぬにぎりプレート』(1050円)と『たぬココアラテ(アイス)』(720円)を選んでみた。セットだと70円が割り引きされる。『おにぎりプレート』にはおまけで『たぬミニノート』がついてくる。これ、かなり貴重。
▲『たぬぎりプレート』
▲おかかのおにぎり、耳はソーセージ。うしろに立っているのはキイチ先生といっしょに現れた、たぬ氏。ご本人登場かよ!
▲『たぬココアラテ(アイス)』の色が、じつにタヌキ-(たぬきらしい、の意)。ランチマットは持ち帰り可
■たっぷり鑑賞してきました
『ぽたかふぇ。』でキイチ先生の作品発表会が行われるのは、今回が3度目だ。一昨年の『たぬカフェ1』、昨年の『たぬカフェ2』ときて、今年はなんで『3.5』?
「『2』までは2週間ほどの期間だったんですが、今回は約3週間に拡大したので数字を増やしてみました」(キイチ先生)だそうです、はい。
▲今回もっとも古いイラストは15年ほどまえの作品だそう
▲『タヌとミカのハッピーでいず』
▲『狸どうでしょう3』は、たぬ氏のお散歩写真集
▲棚の本の背表紙も描き込まれている
▲『千手観音』の上部。それぞれの手にキイチ先生の欲望が握られている?
▲世界で一足『たぬスニーカー』
■ライブドローイングを見物できた
タハラが訪れた日にはキイチ先生がいて、運よくライブドローイングの様子を見ることができた。
▲迷いのない筆運び
▲完成! たぬ氏、そして高円寺にゆかりの深いゆるキャラ(ぐれキャラとも)の『カニ巫女』さん。絵を持っているのはカニ巫女さんだけど、世を忍ぶ仮の姿だったのでお顔は隠しました
■これまた貴重なポスターが
▲天井を見上がると『崖の上の生放送(仮)』のポスターが! もちろんキイチ先生の作品
▲世界に1枚しか存在しない
『崖の上の生放送(仮)』は、バカタール加藤氏によるニコニコ生放送の番組だ。たぬ氏といっしょに絵のモデルとなったカニ巫女さんはこの番組のレギュラー出演者で、じつはたぬ氏も準レギュラー。たぬ氏が出演するときはキイチ先生も同行するから「深い中」の番組なのだ。
ポスターをよく見ると、下半分には板橋区の居酒屋『花門』のマスターであるマンスさんの写真がたくさんつかわれている。たぬ氏とマンスさん、仲良しだったんですね。
■観覧後記
筆の勢いが残る絵を生で観て「へえ」とか「ほう」などと思った以上に、「キイチ先生とたぬ氏の絆」を感じた発表会だった。ふつうなら「作者とキャラクター」の関係なのだが、「パートナーや相方」といった、体温が感じられる「ペア」なんだな、と。
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『伊藤キイチ代第3回作品発表会 たぬカフェ3.5』
期間 2015年8月26日(水)まで
観覧料 無料(ただしワンオーダーをお願いします)
会場 『ぽたかふぇ。』 → お店のサイト
住所 東京都杉並区高円寺北3-21-5 2階
最寄り駅 JR中央線『高円寺』駅北口から徒歩4分
グーグルマップ→こちらのZ(大文字、ピンク色)
電話 03-5373-8099
営業時間 11時~21時
定休日 木曜日
(8月17日(月)~19日(水)も休業)
▲店内
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(※価格はすべて税込みです)
【068 取材日:2015.8.10】
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