▲どーん! 『カマンベールチーズもんじゃ』
1200円のはずなのに会計してみると……(続きはずっと↓)
東京都板橋区弥生町の『お好み焼・もんじゃ焼・鉄板焼 壱番亭』を紹介する。
味よし、値段よし、立地よし、さらに人情まで加わって4拍子揃った「町のお好み焼き屋」だ。
▲『壱番亭』外観。階段で2階へ
東武東上線・中板橋駅南口から徒歩0分。改札を出て周囲を見渡せば看板が視界に入る。
▲『ゲソバター』(100円) (※写真は2皿ぶん)
ドリンクといっしょに「とりあえず」で注文したいのが『ゲソバター』。ピーマンもついて1皿100円!
▲鉄板焼メニュー
デザートとして『ホットケーキ』や『あんこ巻焼』も。
おつまみの人気ナンバーワンは『たこキムチ』(370円)。
▲お好み焼メニュー
鉄板焼・お好み焼・焼そば(または焼うどん)がセットになってすこしお得な「コース」もある。
▲お好み焼(ベビースター天・500円)
▲焼き焼き中
『壱番亭』はいわゆる「セルフ焼き」の店。お客さんが自分で具材をかき混ぜて焼き上げる方式だ。
▲秘密兵器『MAGIC FIVE』
こいつのおかげで素人でも簡単に5本のマヨビームを放射状に噴出することができる。
▲銘々皿もオタフク印
ソースの容器に「お好みソース」と書かれてるけど、じつはこっちは焼そば用。
▲もんじゃ焼メニュー
▲『カマンベールチーズもんじゃ』をフォンデュ風に
「ちょっと贅沢してみよう」と単品メニューではもっとも高い『カマンベールチーズもんじゃ』(1200円)を注文した。カマンベールチーズが丸ごとひとつ、ドーンと出てきたのには驚いたが、こいつをそのまま鉄板で焼き、ぐつぐつしてきた「半煮チーズ」がうまいんだ、また。
この日は大人ふたりで満腹になった。
ドリンク×2、ゲソバター×2、枝豆、もんじゃ2種類、お好み焼き1。
事前に「『壱番亭』は安いよ」という噂を聞いてたから「4千円くらいかな」と思っていたら、会計時に金額を告げられてびっくり。2500円でお釣りがきちゃった。
▲会計、安すぎ!
訪問した日はたまたま月曜日だった。
じつは『壱番亭』の月曜日はとってもお得な日で、もんじゃ全品と烏龍茶が半額なのだ。しかも「最初のもんじゃ」だけでなく、注文したものがすべて半額になる。さらに、トッピングも半額に。
つまり、1200円だと思って注文した『カマンベールチーズもんじゃ』は600円だったわけだ。
曜日ごとのサービスは以下のとおり。
月曜日 もんじゃ全品半額
烏龍茶半額
火曜日 ハイボール半額
水曜日 果実酒全種半額
スタンプカードは1000円ごとに捺印→10ポイントと20ポイント貯まったときに、それぞれ500円の金券がもらえる。
▲ドリンクメニュー
▲客席の様子
4人席×4卓、2人席1卓
■田端さんご一家にうかがった
現在の店長は2代目の田端信二さん(写真右)。左はお父さんであり初代でもある祐三さん、中央が「おかみさん」の清子さん。
お店のオープンは1994年で、今年が21年め。以前は同じ場所でスナックを経営されていたそうだ。世間の景気が右下がりになった頃に「家族でできる仕事に」と考えて『壱番亭』が誕生した。
お店は信二さんが2代目だが、田端家はこの場所に住み暮らして4代目。今年はちょうど100年目にあたるという。「中板橋の主」かも。
1皿100円の『ゲソバター』は信二さんの発案。「サービスメニューだから、ひとり1皿まで?」と聞くと「いえいえ、お好きなだけどうぞ」(祐三さん)。
安さの秘密を質問すると「家族経営で、家賃を払わなくても済むのでなんとかやってられる」からだそうだ(儲けも考えてください……)。
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『お好み焼・もんじゃ焼・鉄板焼 壱番亭』
住所:東京都板橋区弥生町32-9(ビル2階)
グーグルマップ → こちらのK
電話:03-3958-5716
営業時間:17時~25時
定休日:木曜日
喫煙可
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(※価格はすべて税込みです)
【■012 取材日:2015.2.2、2.4】
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