【鹿児島県】
今年2016年は、12月上旬より桜島小みかんの本格出荷が開始されました。
鹿児島県内の初売りが12月2日。桜島の方では一足早く12月1日から店頭に並んでいます。
(早生品種の種無し小みかんは先月下旬くらいから一部の店舗で取り扱いがありました。)
普段は加工品としてしか楽しめない桜島小みかんですが、今月の約1ヶ月間は新鮮なミカンを楽しむ事ができます。
==桜島小みかんは単なるミカンにあらず==
桜島小みかんは世界一小さいミカンとしてギネス記録に登録されています。
桜島小みかんにあまり馴染みのない方は「単にミカンの一品種が販売を開始したんでしょ?」程度に考えがちですが、それは間違い!
6畳程度のお部屋でしたら、新鮮な桜島小みかんの皮を剥くだけでこの品種特有の甘い香りが部屋を満たし、アロマのお香を焚いた感じになります。
一口食べると旨味甘味の濃さに喜びを覚える事でしょう。
桜島小みかんで様々な加工品が作られるのですが、桜島のお土産としてはどれも人気商品。特にグラッセ・100%ジュース・キャンディは回転率の早い人気商品です。
関連記事:即買いオススメ!桜島小みかんスイーツ2点
特に今年の桜島小みかんは生育に最も適した年だったらしく上々の出来栄え。7月下旬から桜島の噴火も無かった事により降灰による影響も少なく、皮の色艶も良くて、まるで太陽から生み出された宝石の様なミカンに仕上がっています。
▲桜島港から徒歩10分程度の場所にある 道の駅桜島 の庭には、たわわに実った桜島小みかんを見る事ができます。
▲道の駅桜島 では1袋400円で売られていました。(2016年12月1日時点)
▲道の駅桜島 では桜島小みかんソフトも人気商品です。
関連記事:その美味しさが口コミで広がる『桜島小みかんソフト』
■道の駅「桜島」火の島めぐみ館
場所:鹿児島県鹿児島市桜島横山町1722-48
アクセス:桜島フェリーターミナル(桜島側)より徒歩約10分
営業時間:物産直売所 9:00~18:00
レストラン 9:00~17:00
休館日:毎月第3月曜日(祝祭日の場合翌日)
道の駅「桜島」火の島めぐみ館HP:http://www.megumikan.jp/
==桜島小みかんはブランド商品==
桜島小みかんは2008年に鹿児島県による「かごしまブランド産地指定」を取得。糖度が12度以上で桜島で作られたものなどの要件を満たした物が『桜島小みかん』のブランド名を使用できます。
関連ページ:かごしまブランド産地とは(鹿児島県HP)
桜島小みかんのご紹介(ぱくぱく桜島)
活火山「桜島」の恵みを受けて育った美味しい小みかんが 桜島小みかん になるのです。
産地が限られ、新鮮な桜島小みかん楽しめる期間も1ヶ月と非常に希少価値の高いミカン。短い間ですが通信販売も可能です。
下記のサイトはJAグリーン鹿児島が運営するサイト。県外の方は下記のサイトを利用されると良いでしょう。2016年の通信販売は12月20日までとなっています。
関連ページ:ぱくぱく桜島
==採りたてを食べてみたい方にはこんな場所があります==
予約制になりますが、桜島には桜島小みかんの収穫体験を行っているところがあります。
●桜島小みかん収穫体験(予約制)
体験期間:2016年12月1日(木)~26日(月)
料金:中学生以上 800円 小学生 400円 未就学児童 無料
持ち帰り:1kg 700円 ※ビニール袋込。箱は別料金。
集合場所:車の方 大久保バス停
バスの方 新村バス停
お問い合わせ:Cafe しらはま (TEL 099-293-2887)
==幻の桜島小みかん『紅さくら』==
数年前から生産を開始。生産量がまだまだ少ない為、幻の桜島小みかんになっている『紅さくら』という上位商品があります。
早生系種ありで、通常の桜島小みかんよりも味が濃く、皮の紅色が濃く美しい品種。皮を向いた瞬間の香りがとても良いそうです。
桜島小みかんは果実の美味さだけではなく、皮の香りの高さからスパイスや七味などにも利用されるミカンですが、この『紅さくら』は1ランク上の利用法が期待される品種と言えそうです。
まだ一部の店舗でしか販売されない『紅さくら』ですが、2,3年後には皆さんの目に届きやすいところで販売できるよう生産量を増やしています。
今年は全国的にミカンの当たり年という話を聞きます。
鹿児島県桜島で栽培されるブランド品「桜島小みかん」もまれにみる当たり年。
食べてビタミン補給や皮を剥いた時のアロマ効果を楽しむも良し、大切な方への贈答品としても喜ばれますよ。
【追記2016.12.7.】
この記事を書いてから色々な場所で売っている桜島小みかんと言われる物を食べたのですが、味や皮を剥いた時の香りなど及第点に達していない商品を見掛けました。
まずはJAが卸しているお店か道の駅「桜島」で購入する事をオススメします。
この記事へのコメントはありません。