【鹿児島県日置市】
2016年1月17日(日)。鹿児島県日置市伊集院文化会館で、薩長同盟150年記念『薩長同盟と小松帯刀』というタイトルで歴史講演会が開かれました。
歴史研究で人気の桐野作人先生と町田明広先生が揃われるという事もあり、冷たい雨が降り注ぐ中、多くのお客様が詰めかけていました。会場をざっと見て、だいたい7~800名といったところでしょうか?歴史講演会でこれだけのお客様が足場の悪い中いらっしゃるというのは、あまり無い事だと思います。
講演会の内容は、桐野作人先生の講演に始まり、小松帯刀ゆかりの地元に伝わる郷土芸能「吉利南区太鼓踊り」の披露。フリーアナウンサー中村朋美さん司会で、桐野作人先生・町田明広先生・荒田邦子先生(鹿児島県史料 玉里島津家史料の編纂委員。代表的な著書に『新薩摩学』シリーズ~南方新社~がある。)によるトークセッションが行われました。
小松帯刀に関しては桐野先生が講演時に話された様に、実績をもっとアピールする必要があります。
トークセッション中、町田先生は小松帯刀記念館の設立若しくは小松帯刀全集の発刊を提唱。桐野先生は大河ドラマの主役として応援すべきと話されました。
今回は漫画やゲームの題材として乏しい幕末についてのイベントで、来場者も戦国イベントの時と比べて地元の方が多い様に感じました。
しかし、講演会の前に行われたバスツアーについては全国から参加者がいらっしゃっていた様ですので、幕末の日置・地元の英雄「小松帯刀」についても鹿児島県の観光の目玉になる様な展開をしてくれそうな気がします。
戦国と幕末、2つの歴史遺産を持つ日置市。今後が楽しみなところです。
▲講演会が終わった後の書籍販売コーナーは大賑わいでした。
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