おでかけ

エチオピアのコーヒー・セレモニー 体験レポート

▲ジャバナ(ポット)からコーヒーが注がれる

 

アボル(感謝)・トーナ(健康)・バラガ(祝福)。
2月7日(土)に開催された『エチオピア コーヒー・セレモニー体験と民族舞踊鑑賞』のレポートをお届けする。

 

セレモニー・マスターはエチオピアのハンナさん。清々しい民族衣装だ。

体験会は二部構成で「コーヒー・セレモニー(作法と実演)」と「エチオピアの民族舞踊と文化紹介」が行われた。

▲セレモニーのための道具一式

■コーヒー・セレモニー編
作法に則って専用の道具をつかう点は日本の茶道と共通しているが、コーヒー・セレモニーはもっと「日常的」な存在みたい。顔見知りに「お茶飲んでいかない?」と声をかけてコーヒー・セレモニーが始まることもあるそうだ。とは言え、手順は本格的で、かいつまんで書くとこんな感じだ。

1 乳香や松脂で作られた香を炊く
2 コーヒーの生豆をマンカシュケシャ(鉄の煎り鍋)で焙煎する
3 焙煎した豆をムカチャ(木臼)に入れ、搗き棒(ゼナゼナ)で砕いて粉状にする
4 コーヒーの粉と水をポット(この日はケトルを使用)に入れ、撹拌しながら沸かす
5 沸騰したコーヒーをジャバナ(素焼きコーヒーポット)に入れ、ゲストにふるまう

セレモニーの随所で「香り」が重視されていたのが印象的だった。部屋に満ちる香を聞き、焙煎中のコーヒーの香りの変化に集中し、豆を砕くときに広がる香りを楽しむ。もちろん最後はコーヒーそのものの味と香り。
今回、貴重な体験をした参加者の方々は、感心・感嘆しながら口々に「おいしい」「おいしいね」と言っておられました。

▲焙きたて、挽きたてのコーヒー粉

▲ぐつぐつ煮ちゃいます

▲煎り麦の茶菓子、んまっ

▲深煎りだけど苦くない

■民族舞踊と文化紹介編

▲コーヒー伝説の朗読とスライド

スライドをつかった文化紹介も興味深かった。
板橋区地域編集長・タハラが驚いたのは、『エチオピア7つのトリビア』と題されたスライドショーで紹介された「エチオピア暦」。
この体験会が行われた2015年2月7日は、エチオピアのカレンダーでは「2007年5月30日」なんだとか。日本にも「平成」のような独自の年号があるけど、年月日までオリジナルとはびっくり。

▲民族舞踊の紹介

明るく楽しく、じつは激しい踊りを参加者もいっしょに楽しんだ。

▲大活躍のダニエルさん

ダニエルさんはスライドの解説、踊り、歌(日本語とエチオピア語で『上を向いて歩こう』を歌ってくれた)と、大車輪の活躍。
この民族衣装は『ネッチェ・ベネッチェ』(意味は「白と白」)というらしい。カラフルな足元にも注目。

■ここから先は「趣味:コーヒー」の人向け

▲強火の短時間焙煎

コンロに炭を加えて、5分ほどでいっきに煎りあげていた。

▲日本の焙煎豆と比べてみた

左は水工社のブレンド豆で、日本では標準的な煎り具合い。比べるまでもなく、今回会場で焙煎された豆は黒い!
しかし焦げた香りなどはなく、コーヒーの味は意外なほどすっきり。スパイシーな香りが特徴的な、日本では経験したことのない独特なおいしさだった。

■「イルガチェフ」発音問題、決着!?
『エチオピア・イルガチェフ』といえば日本でも人気のコーヒー豆。しかしこの豆、コーヒーファンの間でも人によって「イルガチェフ」の発音・表記がちがうので、誰もが自信なさげに発音するという不思議な代物。「イリガチェフェ」だったり「イルガチョッフ」だったり……。
そこで、ダニエルさんにお願いして、ネイティブの発音をじっくり10回以上も聴かせていただいた。
結果、タハラの耳には「イルガチャフェ」と聴こえた。アクセントは平坦ながら、気持ち「ガ」が強め。
エチオピア語には日本の「アイウエオ」にあたる母音が7種類もあるため、カタカナで正確に表記することじたいが無理なんですけどね。

エチオピアの文化に触れ、コーヒーを味わうことのできた価値あるイベントでした。

■イベントデータ
イベント名:『エチオピア コーヒー・セレモニー体験と民族舞踊鑑賞』
開催日:2015年2月7日(土)
開催場所:成増社会教育会館
主催:公益財団法人 板橋区文化・国際交流財団
協力:一般社団法人 日本エチオピア協会
モカ・エチオピア・ダンスグループ

【■013 取材日:2015.2.7】

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