□『珈琲羊羹』にベストマッチな飲み物は?□
今回は二部構成。『板橋ランチその10』として東京都板橋区高島平の自家焙煎コーヒー店『エールコーヒー』、そしてこのお店で買える『珈琲羊羹』を紹介する。
■自家焙煎のコーヒー付きランチが600円
時間を区切らずに食事とコーヒーのセットをリーズナブルな価格で提供しているのが『エールコーヒー』だ。
▲いきなりアップ。肉、けっこう入ってます
▲『ハヤシライス&コーヒー』(600円)でした
▲メニューは賑やか
『ハヤシライス』も『ビーフカレー』も『エビピラフ』もコーヒー付きで600円だ。単品だと100円安くなる。つまり定価280円のコーヒーが、食事とセットなら営業時間内にはいつでも100円になるってこと。
▲コーヒーなしのメニューもある。ふんだんな海苔がうれしい『炊き込みご飯&みそ汁』は550円。
▲『自家製なめらかプリン&コーヒー』(500円)
コーヒーカップが小さいわけじゃない。プリンがでっかいんです。「でも柔らくてなめらかだからペロっ……」と思いきや、これだけでお腹がいっぱいになる人もいるほどの食べ応え。
昨年までは『手作り豆腐』なんてメニューもあったそうだ。
■充実のコーヒー菓子群
『エールコーヒー』には、飲むだけでなく「食べる」「なめる」「かじる」コーヒーが揃っている。
▲店内の中央にコーヒー食品とグッズのコーナーが
▲左から、10月のおすすめコーヒー『夕焼けほろ苦ブレンド』(100グラム・450円)、『コーヒー豆チョコレート』(50グラム・400円)、『コーヒーチョコレート』(100グラム・400円)
▲1粒の大きさの比較
『コーヒー豆チョコレート』はこの店のオリジナル商品で、本物のコーヒー豆(焙煎済み)をチョコレートでコーティングしたもの。コーヒー豆はそのまま齧ってもそうおいしいものではないが、チョコレートでくるんだことで豆の香ばしさが活きてくる。豆はモカなどがつかわれているそうだ。
▲飲むほうのコーヒーもずらり
■オーナーの加納信吾さんにうかがった
コーヒー会社での8年近い経験をもとに、加納さんの『エールコーヒー』がスタートしたのが1982(昭和57)年のこと。「勤勉・素直・感謝」の信条とともに35年目を迎えた。
店名の由来をうかがうと「若い頃の自分を知ってる人ならすぐわかるんですが、酔っ払うと応援団の先輩に教わった『エール』を送るのが癖で……」と笑いながら教えてくれた。エール上戸とは珍しい。エールには「応援する」という意味もあるため、店名に決めたそうだ。
▲現役の焙煎機は富士ローヤル製の5キロ窯。枠内はかつての相棒・30キロ窯だ
「コーヒーは焙煎したてがいちばんおいしいわけじゃないんです」と加納さんが教えてくれた。「いちばんおいしいタイミングでコーヒーを提供できるのが、こういう店のよいところですね」とも。
コーヒーの魅力は? と質問すると、しばし考えてから「極められないところ」(加納さん)。深いぞ、コーヒー道。
■ここなら『珈琲羊羹』が買える
『エールコーヒー』で買える珍しい和菓子が『珈琲羊羹』(700円)だ。製造は『京都飲料株式会社』。
▲見た目はふつうの羊羹。それにしても画数が多い
実際に食べないと味を想像しづらいと思うが、板橋区の地域編集長・タハラの感想は「羊羹のスタンダードとしても十分いける」だ。
素材は砂糖・白生餡・コーヒー・寒天の4種類のみ。シンプルでありながら、コーヒーの香りと味がどんなソフトドリンクにも合う。
「では何がいちばん合うのか?」と考えて、いろいろ試してみた。あくまでタハラ個人の感想だが、ベスト3を発表しよう。
3位 コーヒー(飲むほうのコーヒーの特徴がより明確になる)
2位 昆布茶(やっぱり羊羹ですから)
そして1位は、なんと牛乳。口の中に上質なコーヒー牛乳が出現する感じだ。
10月1日は日本だけでなく、国際的にも『コーヒーの日』と制定されている。コーヒー市場の国際的な年度始めが10月1日で、需要が増える時期であることが、その理由。つまり10月は『コーヒーの月』なのだ。いつもとはちがう飲みかた、食べかたを試すのにもってこい!
▲羊羹だから切り方も自由自在。……ごめんなさい、パクリました(素直)
※価格は消費税込みです
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『エールコーヒー』
ホームページ → こちら(通信販売あり)
▲外観
▲店内
住所:東京都板橋区高島平1-74-7
グーグルマップ → こちらの f(小文字 ピンク色)
最寄り駅:都営三田線『西台駅』駅西口 徒歩約6分
『高島平』駅 徒歩約8分
電話:03-3936-0181
営業時間:平日 9時~19時
日・祝 9時~18時
定休日:無休
席数:5卓 9席
※喫煙可(10~14時は禁煙タイム)
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■075 取材日:2015.10.19.
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