▲カットケーキのような『ろあ特製厚焼きタマゴ』(702円)
東京都板橋区中板橋の『遊食亭ろあ』を紹介する。
どんなお店なのか、店名からはわかりづらいが、「洋食をベースに、あまりかしこまらないで気楽に注文できる料理」(オーナーの高木さん)を楽しめる店なのだ。
▲『遊食亭ろあ』の外観
季節ごと、つまり年に4回のメニュー替えが『ろあ』の特色のひとつ。だいたい、3月、7月、9月、12月の頭にメニューを切り替えるそうだ。夏はちょっと短いのね。
「4回もメニューを替えるなんて、骨が折れるでしょう?」と聞くと「ほんとは8回替えたいんです」だって。プロの『遊食人』、発見!
今回は冬メニューをいただいてきた。
▲上段の料理が季節ごとに替わる。いまは冬メニュー
名刺のロゴマークは「料理の王様」だ。
▲ドリンクメニューも豊富
▲『鴨のスモーク生春巻カシスソース』(734円)
カシスソースが目にも舌にも楽しい
▲『スペアリブのソテー バーベQソース』(842円)
最後は手づかみで骨をガジガジ。
▲『ぶりの煮付けと大根のコンソメ煮』(756円)
料理名だけを見ると「ぶり大根」っぽいけど、味はフレンチ!
▲『パリパリピザ』(626円)
ピザが小さいわけじゃない。タバスコが巨大なのだ。
▲『昭和のナポリタン』と『平成のナポリタン』の文字が
2種類のナポリタンのちがいは?
「『昭和』は、いわゆる「喫茶店のナポリタン」。ケチャップベースで、フォークで刺すとそのまま持ち上がりそうな。『平成』はトマトソースベースのしっとりしたもの。人気は『昭和』が圧倒的です」。
▲店内の様子
キッチンカウンターと、4人がけのテーブル席×4。貸し切りなら30人までOK。
▲なぜか気をつけの高木さん
■オーナーの高木敏正さんにうかがった
高木さんの料理人としてのスタートは帝国ホテル! 名門で土台を築いたあと、独立した先輩が経営するビストロで腕を磨く。
現在のお店を開いたのが1998年の暮れのこと。ご両親が経営していたお店(喫茶ROI)を引き継ぎ、店名をひらがなに変えて『遊食亭ろあ』として再スタートしたのだ。ちなみに「ROI」とはフランス語で「王様」の意味なんだって。
中板橋という土地柄についてうかがうと、こんな話に。
「物価の安い町なので、以前は『すこしでもリーズナブルな価格で』と考えていました。でも最近は『すこし値段が上がっても、よい素材をつかって、よりおいしい料理を提供したいと考えるようになりました」。
取材の日、板橋区の地域編集長・タハラは『わさびサワー』をいただいた。ありそうでなかった組み合わせが新鮮で、ひと口で気に入った。
(それで満足なのに)「わさびサワー、ちょっと濃くないですか?」と聞くと「薄かったりして、お客さんに『損した』と思われるのがイヤなんですよね」(高木さん)。
常連が多いのも納得!
▲わさびサワー。底に沈んだわさびをパフェスプーンですくうと刺激的な肴になる
(※価格はすべて税込みです)
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『遊食亭ろあ』
住所:東京都板橋区中板橋19-3
グーグルマップ → こちらのI
電話:03-3964-3476
営業時間:17時30分~24時
定休日:日曜日
※喫煙可
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【■010 取材日:2015.1.23】
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