大分県

陶器店と陶芸作家のコラボで城下町散策の魅力が又一つ


大分県竹田市の「内藤陶器店」に、2016年9月16日(金)、市内在住の陶芸作家、甲斐哲哉さんの作品コーナーがお目見えした。
竹田市では、近年、工芸や美術などの作家さんたちの移住、定住が活発になってきているが、店内に設けられた作品コーナーには、そんな作家さんたちと城下町の既存商店が手を結べたら、との思いが込められている。
名付けて「竹田市城下町 お店&作家コラボプロジェクト」。甲斐さんの作品展は、その第一歩で、城下町散策の、新しいお立ち寄りスポットにおススメだ。
作品は、野焼きや楽焼など、どれも落ち着いた色合いで、さりげなく配された昔懐かしい家具をも輝かせる。
家具が、単なるお飾りでないところがいい。引き出しを開けると、中には静かに作品が収められている。
なお、展示コーナーでは、季節感も楽しませてくれる。この時期のテーマは、「収穫の秋」ということで、新米を、じっくりと味わうのに打ってつけの、土鍋やご飯茶碗が並ぶ。米どころならではだ。
内藤陶器店は、岡藩時代の商家が前身で、陶器店としても115年を数える老舗。この間、市内外の暮らしを支えてきたとはいえ、オーナーの内藤昭治さん(81歳)は「古くから知るお年寄りの方は今でも利用してくれますが、大型量販店などの進出等もあってか、特に若い方の客足は遠のいてますね」と。
内藤商店は、間口が狭いものの、奥行きの深さは、うなぎの寝床と称される昔懐かしい佇まいで、奥へと多種多彩な陶器が並ぶ。
「竹田市城下町 お店&作家コラボプロジェクト」は、まちづくりたけた株式会社「アグル」の伊藤大海さんや地域おこし協力隊の阿部珠美さん、澤田知美さんらの進める取り組みで、甲斐さんも地域協力隊のメンバー。
▲左から内藤ヤエ子さん、内藤昭治さん、甲斐哲哉さん、阿部珠美さん、澤田知美さん

今回、野焼きや楽焼の作品を展示した甲斐さんは、「私の作品をきっかけに、店の中へ、さらにその奥へと、お客さんの足が向いてくれれば」と思いを込める。
もちろん「店が作品の発表の場になってくれれば、そして、甲斐さんの素晴らしい作品を市内外の多くの皆さんに知ってもらえれば」と内藤さん。二人とも、その相乗効果に期待を寄せる。

なお、「竹田市城下町 お店&作家コラボプロジェクト」では、作家さんと商店のコラボを今後も展開していく。
【問い合わせ】
電話:090-4439-5216
(竹田市城下町・お店&作家コラボプロジェクト:澤田)

<スポット情報>
店名:内藤陶器店
住所:大分県竹田市
電話:0974-63-2044
時間:8:30~18:30
休業日:不定休
アクセス:JR豊後竹田駅から徒歩2分
https://www.google.co.jp/maps/place/%E5%86%85%E8%97%A4%E9%99%B6%E5%99%A8%E5%BA%97/

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