大分県

圧巻の神楽舞対決…五穀豊穣祈って「緒方五千石祭」

大分県豊後大野市で2016年9月22日(秋分の日)、今年で48回を数える「緒方五千石祭」が開催される。
五穀豊穣、無病息災、家内安全を祈願する、コメどころ緒方町自慢の伝統の秋祭りだ。
圧巻は、年に一度の「出会い神楽」の奉納。会場内には2基の木製の神楽台が据えられ、二つの神楽保存会による舞が、同時に繰り広げられる。まさに、二つの神楽座による「神楽舞対決」だ。
「出会い神楽」の奉納は、12:00に始まり、闇が下りる18:00過ぎまでと時間はたっぷり。
向かって右の神楽台は、豊後大野市緒方町の「御嶽流緒方三社神楽保存会」。
左で舞うのは、毎年招待する町外、市外の神楽保存会で、今年は、豊後大野市犬飼町の「浅草流黒松神楽」だ。
ステージではなく、昔ながらの木製の神楽台なので、板の反動を利用して跳ねられるとあって迫力満点。もちろん、隣同士で刺激しあうのも迫力、激しさを後押しし、太鼓の音も、隣で舞う神楽座に負けじ、と力強さを増す。(下の画像は「浅倉流黒松神楽」とは関係ありません)
緒方五千石祭といえば、15基の神輿が集結するのも魅力で、15のお宮では、早朝、午前7時ぐらいから、神事などの儀式を済ませた神輿は、五千石祭会場へと向かう。
越生地区の場合、神輿を先導するのは、今なお獅子舞、そして白熊だ。獅子舞と白熊の両方がお供を務めるは、今では、この越生地区だけだ。
獅子が舞い、白熊が練られた後に、神輿が続く。
会場に着いた神輿は、神事が終わると、夜のお帰りまで安置され、祭りを見守る。
伝統芸能の白熊も一年に一度のお披露目で、夏場の練習の成果を発揮する。大化の白熊だ。
そして越生の白熊。
獅子舞と言えば、子供たちの出番だ。
9月に入れば、練習が始まり、本番まで続けられる。子供たちにとっては、楽しい秋の到来だ。

祭りの楽しみといえば、露店の数々。会場の周囲にカラフルな祭り色の屋台が並ぶ。
B級グルメの王道、焼きそば。
そしてから揚げ。
五千石祭の初回からあったのではないか、と思われる金魚すくいも、子供たちの人気の的だ。
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第48回緒方五千石祭
日時:2016年9月22日(秋分の日)9:30~
会場:緒方小学校グラウンド
住所:大分県豊後大野市緒方町馬場
電話:0974-42-2111(緒方五千石祭実行委員会)
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日程
9:30~獅子舞立、白熊練立、神輿安置、獅子舞納、白熊練納
11:20~千盆搗
12:00~神楽奉納(緒方三社神楽・浅倉流黒松神楽)
緒方子ども神楽クラブ、緒方子ども太鼓
18:30~還御祭
19:00~花火大会
19:30~獅子舞立、白熊練立、獅子舞別、白熊練別
20:30~神輿還御

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