大分県

130年超の名物「観音さん」率いるご当地饅頭たち

大分県豊後大野市三重町の老舗「一六本家」は、明治16年創業だから「一六本家」。創業時から今なお「一六饅頭」として不動の人気を誇るのが「観音さん」だ。
一口サイズなので、丸ごと口に頬張りたい。黒糖風味の生地に「白てぼ」と呼ばれる白インゲン豆の繊細なシットリ白餡が、すっと心地良く馴染む。
オーナーは、三代目となる後藤光宏さん(78歳)で、饅頭は、今では全部で7種類。どれも、コロコロと愛らしく、表情豊か。
頭の上にオレンジスライスがのっかる「橘」に桜の花びらが乗っかる「長者桜」が目を引く。そして黒いのは「竹炭饅頭」。
表情豊かな饅頭だが、それだけではない。餡もいろいろで楽しい。左から白餡の「観音さん」、小さな酒饅頭「長者饅頭」は粒餡で、ピンクの「苺」は苺エキスが香るピンクの餡だ。このほか、こし餡や抹茶餡、珈琲餡もある。
それぞれの色合いを愛で、口に広がる餡の風味を味わいたい。
豊後大野市三重町といえば、明治の時代から「内山観音」は参拝や観光の名所として名をはせたことから三重町を代表するお土産として「観音さん」が誕生した。なお、内山観音といえば、観音堂に「千手観音」が安置されているが、観音さんには「秘仏千手」との文字が記されている。
さらには、真名野長者伝説や炭焼き小五郎伝説といった民話が語り継がれていることから「長者桜」や「長者饅頭」「小五郎珈琲」と、ネーミングも三重町にこだわる。
▲長者桜
▲長者饅頭
▲小五郎珈琲

いずれも、創業時から130年を超える長きにわたり、三重町を愛する思いを受け継ぐご当地饅頭だ。
なお、紹介した饅頭は、いずれも1個80円。化粧箱入りも買える。お好みを詰め合せることができるので、これもまた、楽しい。三重町ならではのお土産に最適だ。
■化粧箱入り
10個(900円)
15個(1300円)
20個(1700円)
30個(2500円)

<スポット情報>
店名:老舗「一六本家」
住所:大分県豊後大野市三重町赤嶺3007-5
電話:0974-22-1600
時間:8:30~18:00
休業日:不定休
駐車場:2台(無料)
MAP
https://www.google.co.jp/maps/place/%E4%B8%80%E5%85%AD%E6%9C%AC%E5%AE%B6/

関連記事

  1. 長湯温泉旅館組合が被災者にお立ち寄り入浴を無料提供
  2. ピアノデュオ「ディ・ゾンネ」4歳児からのクラシック
  3. 新春のパワースポット!天を突く原尻の滝の一斉放水
  4. ポスカで描く神楽は迫真の舞い…真澄アキヒロ作品展
  5. 湯平名物!麻生豆腐店の「ピーナツ豆腐」は金子商店で
  6. 野口朝日堂のロングセラー名物「うず巻」は驚きの長さ
  7. オムライスは、端から削る仕草も、また楽しからずや!
  8. 毎週火曜日・金曜日は、農大の直売所「みどりの風」へ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP