□美しきかな、この断層□
『板橋ランチその5』として、東京都板橋区上板橋のグルメハンバーガー店『HUNGRY HEAVEN HAMBURGERS上板橋店』(以下ハングリーヘブン)を紹介する。地元では「肉が喰いたきゃここへ行け!」と言われる有名店だ。
▲ハンバーガーは800円から
▲豊富なラインアップ。具材の追加も思いのままだし、ホットドッグにも定評がある
▲『チーズチーズチーズ』(1150円)
チェダーとモッツァレラのダブルチーズ。パティもダブル! 訪問時には空腹だったのに、これひとつで満腹になった。まさに『腹減天国』だ。
お皿の直径は23センチ。ハンバーガーの高さは95ミリ、バンズの直径105ミリ、そして重さは296グラム! 平日ランチなら無料のポテトは91グラムだった。
■ハンバーガータワー、各階のご案内です
人気の『インディアベーコンチーズ』(1250円)を、お店に頼んでスパっと斬っていただいた。最下層から順に、1フロアずつ見ていこう。
▲一刀両断!
1 ボトムのバンズ 『おばちゃんのパン屋』としてファンが多い『鈴木ベーカリー』(板橋区徳丸)の特注バンズ。表面にカラメルが塗ってあり、『ハングリーヘブン店内でパリっと焼き上げる。
2 マヨネーズ 全体の味にアクセントを加えつつ、具材の水分がバンズに染み込むのを防ぐ
3 レタスとタマネギ シャキッ! と楽しい
4 トマト 瑞々しさを堪能できる厚さ
5 レリッシュとマスタード レリッシュとはピクルスの一種で、こいつが加わると「ハンバーガーらしい」味が生まれる
6 パティ 1枚130グラム! 牛挽き肉に企業秘密の◯◯◯と牛脂が練り込んである。牛脂は挽くのではなく手で加工しているので、焼いても溶け出さずに小さな塊として残る。これが肉エンドルフィンの秘密か!?
7 カレーソース 名前に『インディア』が入るのはこれのため。んまい!
8 ベーコン だいぶ厚切りで5ミリほどもある
9 チェダーチーズ 味をしっかり出すために2枚使用
10 半熟の目玉焼き この焼き加減はプロの技
11 トップのバンズ 具材とのバランスを考えて厚みたっぷり。ゴマがトッピングされている
▲『鈴木ベーカリー』製の特注バンズ
▲肉!
■食べ方にキマリはないが……
5月9日、テレビ東京の人気番組『出没!アド街ック天国』(『上板橋』の回)で、『ハングリーヘブン』が紹介されたとき、素手でハンバーガーを持って豪快にかぶりつくことが推奨されていた。たぶんそれがいちばんおいしい食べ方だろうし、できることならそうしたい。でも「肉汁まみれになるのはちょっと」と思う人もいるはず。ご安心ください、お店にはナイフやフォークもあるし『公式』とされる食べ方があるんです。
▲黙っていても袋はついてくる。頼めば追加もOK
▲こんなに手のデカイ奴ぁいねえよと思うけど、図解ってことで。小指を立てるのがポイントか
▲イラストのモデルは店長なのか?
▲残りのソースのおいしいいただき方まで!
■母体は焼肉店
上板橋店の店長・花岡篤史さんにうかがった。
『ハングリーヘブン』のオープンは2008年。当時から人気があった焼肉店『ギュービッグ』が移転する際に、空いた店舗で「うまいハンバーガー屋をやろう」と始めたのが『ハングリーヘブン』。その『ギュービッグ』の移転先は……同じビルの2階! だから現在、お店のある場所はちょっとした『肉の聖地』になっている。
この記事のために、ハンバーガーの断面を見ながら花岡店長に解説をお願いしたのだが、印象に残っているのが「(具材は)厚ければいいってもんじゃない。バランスが大事です」という言葉。それを念頭に置いてもういちど断層写真を見ると、各層の高さがきれいに揃っているのがわかるでしょ。
豪快なうまさの陰に緻密な設計あり! ですね。
▲パティが載るまえでもおいしそう
▲2階は『ギュービッグ』看板に店名がないのがすごい
▲花岡店長(右)とスタッフのジュンキさん オリジナルTシャツもバッチリ
※価格は税別です
関連記事 マンゴーじゃないよカルビだよ。『ギュービッグ』
その名も『最高おにくセンター(肉)』!! って何?
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『HUNGRY HEAVEN HAMBURGERS上板橋店』
▲店内
住所:東京都板橋区上板橋3-5-1
グーグルマップ → こちらの r(小文字)
最寄り駅:東武東上線『上板橋』駅
北口出口から徒歩約3分
営業時間:月曜日から金曜日
ランチタイム 11時30分から15時(L.O,14:45)
ディナータイム 17時から26時(L.O,25:30)
土・日曜日
通し営業 11時30分から26時(L.O,25:30)
定休日:なし
席数:カウンター 6席
テーブル 14席
※禁煙(店外に灰皿あり)
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【■056 取材日:2015.5.11】
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