東京都板橋区中板橋の『The Sandwich Cafe R.O.STAR 中板橋店』(以下『ロースター』)の新商品『ロッキー』を紹介する。見た目のインパクトに加え、口に入れると楽しさが文字通り炸裂する「ありそうでなかった」スナック菓子だ。
『ロースター』は2015年9月にオープンした新しい店だが、すぐに町に溶け込んで地域住民の憩いの場として定着した感があるが、「進化」を標榜する店だけあって新メニューが頻繁に登場し、商品も日に日にブラッシュアップされ続けている。
■『ドラクエ』の『ひのきのぼう』を食べるような
新製品『ロッキー』(190円)は、写真だけを見ればグリコの人気商品『アーモンドクラッシュポッキー』と似ている。かなり似ている。だが、両者を並べればちがいは一目瞭然!
▲同じ長さに切った『アーモンドクラッシュポッキー』(左)と『ロッキー』(右) 攻撃力すらありそうな存在感が
▲測って量ったら、重さは7倍、長さも2倍以上デカかった
▲『ロッキー』にはサイズだけではない特徴がある。それは口のなかで「ハジける!」こと。古くは『ドンパッチ』、いまだと『パチパチパニック』に似た楽しさが体験できるのだ
「弾ける秘密はペタクリスピーという成分です」とマネージャーの大久保さんが教えてくれた。社内の各セクションがアイデアを寄せ合う会議で提案され、試作を重ねて発売にこぎつけたのが『ロッキー』なのだとか。
「最初はグリッシーニ(芯となるスティック部分)にチョコレートをコーティングして、あとからペタクリスピーを巻きつけようとしたんです。でも、うまくいかないことがわかってチョコとペタクリスピーをブレンドしたものを手で巻きつけるようになりました」(大久保マネージャー)。
完全な手作りのため、制作本数は一日20本ほど。購買層の中心は若い女性で、買うならおやつ時が狙い目だそう。
■新サンド『カニカマキング』登場
2月22日にお目見えしたのが『カニカマキング』(298円)。カニカマをたっぷり挟み込んだ、親しみの持てる新顔だ。
2015年の年末から今年の正月にかけて限定販売した『オマールエビのサンドイッチ』が大好評で、「同じような味をよりリーズナブルに提供したい」という思いから生まれたのが、この『カニカマキング』なのだ。
▲notかにbutカニカマ。本物のかによりもサンドイッチにマッチしてる
▲カニカマとサラダとマヨネーズソースの黄金トリオは、たぶんあなたの予想よりちょっとおいしい
▲フード系では『ビーフ・パオ』(198円)も登場。早い話が肉まんだけど、見てよこの餡のボリューム!
■ケーキ類も充実!
▲『ショートケーキ』(380円)は春を感じさせる優しい味
■ハンドドリップコーヒーも登場
店の核であり芯でもあるコーヒーにも変化が! 人気の100円コーヒーに加え、注文を受けてから豆を挽き、スタッフが丁寧に入れてくれる『ハンドドリップコーヒー』が登場した。豆の種類によるちがいを楽しみたい人や、「濃いめ」などの好みにも応じられるようになった。
▲大久保マネージャー、『マンデリン』(230円)をドリップ中。底が平らな珍しいタイプのドリッパーがつかわれている
▲ハンドドリップ用の豆は5種類、10円ずつ値段がちがう。各種の電子マネーに対応しているのもうれしい
■取材後記
『ロースター』は進化する店である。今回紹介した『カニカマキング』も、本物のかにをつかったサンドイッチを試験販売した末にレギュラーメニューとして定着した経緯がある。デザートにつかうバニラの産地・品種を思い切って替えたりもしている。
▲もうすぐいったんメニュから消える3種のムースケーキは各210円。手前から時計まわりに『コーヒーショコラ』、『洋梨キャラメル』、『黒スグリ』。それぞれにファンがついていたが『R.O.STAR』は季節とともに進化する
細部に注目すればつねに変化し続けていることがわかるのだが、気にしなければ「価格以上にくつろげる地元のカフェ」として、すっかり町に定着した。
町の日常に溶け込みながらも、日々進化する『ロースター』。前を通るのが楽しみな店である。
▲店内のどこかにスタッフ手作りのかわいい雛人形が。手前の本物のコーヒー豆との比較で小ささを想像してほしい
※価格は税別です
▲外観
グーグルマップ → こちらのO(大文字・青色)
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いちごのショートケーキ de ロースター
■080 取材日:2016.2.22
住所:東京都板橋区中板橋20-1 1階
最寄り駅:東武東上線『中板橋』駅 北側出口から徒歩1分
営業時間:7時から20時(L.O.19時)
定休日:年中無休
席数:46席
※完全禁煙
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