大分県

震度5強の影響なく「水の駅おづる」の湧水は湧き放題

2016年4月14日に発生した最大震度7の地震をきっかけに、熊本県や大分県では、余震が相次いでいる。大分県竹田市でも、2016年4月18日に震度5強の地震が発生するなど、余震が相次いでいる。そんな中、農産物直売所「水の駅おづる」では、一日も休むことなく、何事もなかったように豊富な地下水が湧出している。
水の駅「おづる」の佐藤市蔵店長によると「ここの湧水は、地下50mから毎分4トンから5トンが湧出し、しかも、垂れ流しというか流れっぱなしですからね。そのお蔭か、地震の影響もなく、水の濁りなどは生じませんでした」と。

さらに店長の佐藤さんは「美味しい水の条件は、水温が10度~17度で塩分は50mg/L~250mg/Lの範囲内と言われてますが、ここは水温15度で塩分は105mg/Lなんです」と。さらに「大腸菌や細菌類が全く含まれてないので、青藻が出来にくいのが特徴で、保存が利くと喜ばれてます」とも。
ここでは、その美味しい湧水が29か所で汲むことができ、しかも、雨も大丈夫の屋根付きなのが嬉しい。

湧水の料金は無料で、24時間飲み放題、汲み放題。その上、車をすぐそばまで後ろ付けに出来るので、大量の湧水を持ち帰りたいときにはありがたい。余震が不安なこの時期だけに、実に頼もしい湧水スポットだ。
なお、容器は、売店で2リットル175円、10リットル820円、20リットル1235円で販売しているが、できれば自前のペットボトルやポリタンクを持参したい。
水の駅の核となる農産物直売所では、100名を超す地元の方々の新鮮野菜や手作りの乾物、加工品などが並ぶ。
価格は、各生産者の判断任せだけに格安だ。
並ぶ乾ししいたけは、全て自慢の原木栽培。
このほか、千切りダイコンや乾しタケノコに唐辛子、里芋の茎を乾燥させたずいきなど、里山の恵みが並ぶ。

これは菊芋のスライスだ。
そして、大人気のおかず味噌、「えごま味噌」。
おかず味噌は、他にも「蕗のとう」、「にんにく」、「とうがらし」、「いりこ」と種類も豊富だ。
お袋さんの味も、「ヨモギのつき餅」や「炭酸まんじゅう」、「酒まんじゅう」、「鶏飯」などと、優しさ漂う顔ぶれだ。中でも人気の「ヨモギのつき餅」は、リピーターさんも多く「いつも早々と売切れるんです」と佐藤店長。

嬉しいことに子供さんやペットが安心して遊べるスペースも用意されているので、これからのGWや新緑まぶしい季節のドライブ途中に立ち寄りたい。
なお、大量に湧水を積み込んだ後の車の運転には、十分ご注意を。

■竹田市農産物等直売所「水の駅おづる」
住所:大分県竹田市直入町大字下田北1319-1
電話:0974-64-7277
時間:8:00~17:00(水汲みは24時間)
休業日:年内は無休
駐車場:52台(無料)
MAP
https://www.google.co.jp/maps/place/%E7%9B%B4%E5%85%A5%E7%94%BA%E8%BE%B2%E7%94%A3%E7%89%A9%E7%AD%89%E7%9B%B4%E5%A3%B2%E6%89%80%E6%B0%B4%E3%81%AE%E9%A7%85%E3%81%8A%E3%81%A5%E3%82%8B/

 

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