□かりん糖の真のおいしさを、あなたはまだ知らない□
東京都板橋区『中野製菓』の新製品『揚げたてかりん糖』を紹介する。
多くのメーカーがかりん糖の賞味期限を3ヵ月としているが、中野製菓はぐっと短い1ヵ月。これは社長である中野万博(以下:バンパク)さんの「揚げたてがいちばんおいしい。だから一日でも早く食べてほしい」という想いを表したものだ。
4月1日、その中野製菓が新製品『揚げたてかりん糖』の試験販売を行った。過去に工場直売会で試食用として提供されることはあったが、商品として『揚げたて』が販売されたのは初めてのことだ。
▲この日は30袋の限定販売
▲『揚げたて』登場
▲試食用もたっぷり。「ひとつと言わず、どんどん食べて」
「あったかい!」「サクッと軽い!」「ぜんぜんちがう!」そして「おいしーい」の声が。
▲横浜から買いに来た方も
▲まだ温かい『揚げたて』が蝋引きの紙袋に入れられ、一箇所だけが無針ホチキスで留められる。1袋15本入りで300円(税別)
冷めてから移し替えるためのポリエチレン袋もついている。
▲製造日は4月1日。賞味期限は当日を含めてわずか3日間だ
■『揚げたて』レビュー
『揚げたて』の中身は、中野製菓の看板商品『黒糖かりん糖』。『区民が選ぶ板橋のいっぴん』にも選ばれている名品である。
この日集まった人たちの注目ポイントは「通常の状態でもおいしい『黒糖』は、『揚げたて』だとさらにおいしいの?」。言い換えれば「温かいだけじゃないの?」だ。結論はすぐに出た。『黒糖』よりあきらかにおいしい!(中身は『黒糖』なんだけどね)。
この日は『揚げたて』の登場まえに『黒糖』を試食して両者を比べることができた。板橋区の地域編集長・タハラの感想は「『揚げたて』のすごさは『軽さ』にあり」だ。かりん糖を噛み切るときに力がほとんど要らない。と言っても軟らかいのではなく「堅さが軽い」のだ。咀嚼のたびに感じる「軽さ」が楽しい。よもや中野製菓の『黒糖』が霞んで見える日が来ようとは。
■持ち帰ってあれやこれや
『揚げたて』なんだから、買ったその場で全部食べたい。と思いつつ、3本ほど残してゴーホーム。
▲外見は通常の『黒糖』と変わらない
▲断面を拡大鏡で観察。ノーマルは製造日から4日経ったもの
4日めのものと比べて『揚げたて』には2点のちがいがあるようだ。
ひとつは表面にコーティングされた黒糖の状態。4日めが明確な「層」になっているのに対し、『揚げたて』は輪郭がぼやけている。これが「ひと噛みめ」の歯応えの原因か?
ふたつめは、内部繊維の結合の様子。写真ではわかりづらいが、『揚げたて』のほうが「つながりが柔らかい」と感じだ。その差を誇張して言うと「同じ太さのピアノ線と糸」かな。
(※あくまでタハラの感想です)
■中野製菓、65年めの到達点
現社長のおじいさんにあたる創業者・中野竹三郎氏が屋台のかりんとう屋に出会ったことが、中野製菓の原点だそうだ。屋台ならば、そのかりん唐が『揚げたて』だった可能性が高い。
中野製菓は二代め、そして三代めの現社長・バンパクさんと歴史を重ねながら、味と品質を向上し続けてきた。しかし、進歩の裏にはつねに「いちばんおいしい揚げたてを食べてほしい」という課題が貼りついていたにちがいない。
2015年4月1日、65年にわたる念願がついに現実となった。もうね、葉加瀬太郎のバイオリンが聴こえてきそうですよ。
▲バンパクさん、ついにやりましたね!
※『揚げたてかりん糖』の発売予定は中野製菓のFacebookページでご確認ください。
■関連記事 →「工場直売で『かりん糖の鮮度』を知る」
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『中野製菓株式会社』ホームページ → こちら
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住所:東京都板橋区中丸町28-14
グーグルマップ → こちらの V
最寄り駅:東武東上線『大山』駅
南口から約850メートル 徒歩約11分
電話:03-3955-5585
工場直売所営業日時:毎週水曜日・土曜日
8時から17時
通信販売あり → こちら
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【034 取材日:2015.4.1】
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