大分県

猪料理半世紀!肉の宮本の「猪鍋」は「ぼたん鍋」

▲4人前(肩ロース)

大分県佐伯市宇目町の「肉の宮本」の猪鍋は、牡丹の花を思わせるきれいな盛り付けが自慢。まさに目にもご馳走の「ぼたん鍋」だ。その、あまりの綺麗さに、どこから箸をつけようか、と鍋への投入をためらってしまう。

ぼたん鍋は、店舗に併設の味道楽「ししの里」で食べることができ、宇目町産の肉厚生椎茸や新鮮野菜が付いて、一人3500円。画像は4人前だ。こうしたあしらいは、3人前からとなっているので、綺麗な牡丹の花を愛でたいなら、3人以上のグループで味わいたい。
スープは、肉の宮本オリジナルの味噌仕立て。テイクアウトもOKで、1リットル入りボトル1300円。
猪を知り尽くす経験と熟練の技から生まれたスープだけに、猪肉の旨さを際立たせる。

オーナーは、宮本新一さん(67歳)で、猪を扱って46年。仕入れる猪は、地元の猟師さんたちが獲った野生の猪だ。それも冬場に獲れる「寒ジシ」で、これが上質肉、美味しさの条件だ。とはいえ、獲ったからといってすべての猪を買う、というわけではない。若雌を中心に、自分が納得のいく猪しか買わない。「地元の山で育った猪を、食材としてブランド化したい、美味しく食べてもらいたい」という思いで、猪を厳選してきた。
だから「猟師さんたちも理解してくれ、数年前からは、私が納得しそうな猪が獲れた時にだけ、連絡くれるようになったんですよ。嬉しいですね」と宮本さん。
しかも、捕獲後の初期処理が美味しさを左右するだけに、宮本さんは、猟師さんたちにそのノウハウを伝授。猟師さんたちもそれを実践している。
まさに二人三脚の「猪のブランド化」への取り組みだ。
それだけに宮本さんは「私が仕入れる猪は、牛肉に例えれば4等級、5等級の肉質ですよ」と自信たっぷり。
的確な初期処理と熟練の技で、ロースやロースバラ等、それぞれの部位ごとに解体し、冷凍貯蔵する。
「昨日解体し、冷凍したばかりです」と特上ロース肉を見せてくれた。見事な美しさに魅了される。
▲特上ロース

この極上の色合が、猪肉を綺麗な牡丹の花に変身させるのだ。
肉の宮本では、上質の猪肉をいつでも購入できるが、「冷凍したままの肉をすぐにはカットできないので、前日までに連絡いただけるとありがたいです」と。
さらに「試食も用意しますので、臭いのでは、かたいのでは、と思ってる方にも安心して買っていただけると思います」と。

■猪肉■
並肉:100グラム400円
中肉:100グラム500円
上肉:100グラム600円
極上ロースバラ:100グラム800円
極上ロース:100グラム1000円

なお、全国から注文があるという人気の「お取り寄せセット」が用意されているので自宅でも、この厳選された猪肉のぼたん鍋を味わうことができる。

■ぼたん鍋セット(九州管内送料無料)■
パーティーセット(5人~6人前)10000円
※詰め合わせ(特選メス猪肉1キログラム、宇目産生椎茸300グラム、特製たれ1リットル)

ファミリーセット(3人~4人前)8000円
※詰め合わせ(特選メス猪肉800グラム、宇目産生椎茸300グラム、特製味噌2パック)

ペアーセット(2人~3人前)6000円
※詰め合わせ(特選メス猪肉600グラム、宇目産生椎茸200フラム、特製味噌1パック)

________________
肉のみやもと&味道楽「ししの里」

住所:大分県佐伯市宇目大字千束2127-2
電話:0972-52-1209(Fax:0972-52-1879)
営業時間:販売9:00~20:00、食事11:00~22:00(LO21:00)
定休日:毎週火曜日
席数:カウンター8席、小上がり12席、個室7席、2階座敷40席
駐車場:5台(無料) 臨時駐車場20台(無料・大型バス可)
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