□10週年を記念して作成されたフラッグ□
※このイベントは好評のうちに終了しました
5月25日(月)から板橋区役所で開催されるイベント『Ciao,Bologna!(以下チャオ、ボローニャ)』を紹介する。
板橋区がイタリアのボローニャ市と『友好都市交流協定』を結んでから今年がちょうど10年目。両者の結びつきを振り返り、よりよい関係を築くため、そしてボローニャ市のことをもっともっと知ってもらうために開催されるのが『チャオ、ボローニャ!』だ。ちなみに「チャオ」は、イタリア語で「こんにちは」の意味ね。
▲ハッピーロード大山商店街には記念のフラッグがずらり
▲2005年7月7日、『友好都市協定』に調印した板橋区の石塚区長(当時)とボローニャ市のコッフェラーティ市長(当時) ※写真提供:板橋区公文書館
■本を通じてボローニャを知ろう
交流の始まりが1981(昭和56年)に板橋区立美術館で開催された『第1回ボローニャ国際絵本原画展』だったように、ふたつの都市の関係を語る上で欠かせないのが『本』の存在だ。
そこで、ボローニャ市をもっとよく知る手がかりとなる本を3冊紹介しよう。
▲右から『ボローニャ紀行』、『ボローニャ・ブックフェア物語』、『ボローニャの大実験』
・『ボローニャ紀行』(井上ひさし著、現在は文春文庫から)
井上ひさしさんが色紙によく書いた言葉。
「むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに
ゆかいなことをまじめに書くこと」。
そんな人が見て触れて遺したボローニャの本。
・『ボローニャ・ブックフェア物語:絵本の町ができるまで』(市口桂子著、白水社)
ブックフェアを通じて、ボローニャの街や人々と深く関わった著者の行動の記録。板橋区地域編集長のタハラは、図書館関係者などの『本を紹介する側』の方が書いた本だと思って読んでいたのだが、「ボローニャを知ってもらうための題材としてブックフェアを採り上げた」と知ってびっくり。読み応え、あります。
▲『ボローニャ・ブックフェア物語』 表紙がよく見えるようにもう一枚
・『ボローニャの大実験 – 都市を創る市民力』(星野まり子著、講談社)
『井上ひさしのボローニャ日記』(NHK・2004年制作)というドキュメンタリー作品のプロデューサーである星野まり子氏の本。『ボローニャ紀行』と併せて読むと、ボローニャの姿がより立体的に浮かび上がってくる。
■29日はスペシャルな朗読会が!
本の紹介をもう一冊。
▲『まっくろくろのおばけちゃんのぼうけん』 原書と翻訳版
5月29日(金)15時45分ごろからは『まっくろくろのおばけちゃんのぼうけん』の朗読が行われる。
『第16回いたばし国際絵本翻訳大賞(イタリア語)』の受賞作(2010年)を、イタリア語で楽しむチャンス!
■会場の様子
絵本コーナー。このチェアの座り心地も体験してほしい
イタリアの食品を入手するチャンス
『ドゥカティ 899パニガーレ』(展示協力:ドゥカティジャパン)
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イベント概要
■“Ciao,Bologna!(チャオ、ボローニャ!)”
会場:板橋区役所本庁舎1階区民イベントスペース(板橋区板橋二丁目66番1号)
グーグルマップ → こちらのO(大文字のオー)
日時:5月25日(月)~29(金) 展示は9時~17時、飲食・物販は10~15時(29日は17時まで)
【世界の絵本やイタリアンコーヒーを楽しもう】
・ボローニャ発のコーヒーショップ『セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ』の期間限定出店
・イタリア食品の販売(オリーブオイル、バルサミコ酢、パスタなど)
・世界の絵本展示・閲覧
・ボローニャに本社があるドゥカティのバイク展示 など
・『まっくろくろのおばけちゃんのぼうけん』の朗読 5月29日(金)15時45分
・オカリナ7重奏コンサート 5月29日(金)16時~16時30分
【写真展『ボローニャ市との交流の軌跡』】
会場:板橋区役所本庁舎1階ギャラリーモール
期間:5月25日(月)~6月5日(金)
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【■053 取材日:2015.5.19、5.26】
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