大分県

御嶽流神楽大会は、御嶽、浅草、深山の流派が揃い踏み

▲御嶽神楽(清川町)画像提供:豊後大野市神楽会館

大分県豊後大野市清川町で、2017年4月2日(日)、「御嶽流神楽大会」が開催される。「御嶽流神楽大会」は、清川町の御嶽神楽を核として開催され、今年で第30回を数える。それを記念し、今回は、記念大会として豊後大野市内の7つの町で伝承されている神楽座が一堂に会する。
御嶽神楽の発祥は、1449年(宝徳元年)に清川町の御嶽山に「御嶽神社」が建てられたことによるとされ、以来、御嶽流神楽を確立させ、近隣や熊本の阿蘇地方にまで伝授したと…。そうしたこともあって、御嶽流神楽は、2007年3月に国の重要無形民俗文化財に指定された▲御嶽神楽(清川町)画像提供:豊後大野市神楽会館

豊後大野市は、清川町の御嶽神楽に代表される「御嶽流」のほか、「浅草流」や「深山流」といった流派の神楽が、それぞれの町で保存継承されている。その流派ならではの面の目鼻立ちや豪華な衣装の色合い、立ち振る舞いを目にすれば、神楽の魅力は倍増だ。
▲御嶽神楽(清川町)画像提供:豊後大野市神楽会館

こちらは、三重町の浅草流松尾神楽。
▲2011年9月23日撮影

緒方町の御嶽流、緒方三社神楽保存会だ。
▲2011年9月23日撮影

犬飼町の黒松神楽。浅草流だ。
▲画像提供:豊後大野市神楽会館

大野町の浅草流と上津流の浅草犬山神楽保存会。
▲画像提供:豊後大野市神楽会館

朝地町の板井迫神明社神楽座。深山流だ。
▲画像提供:豊後大野市神楽会館

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第30回「御嶽流神楽大会」プログラム

時間8:00~17:40
出演順
1)御嶽神楽(清川町/御嶽流)
●岩戸開(いわとびらき)
2)開会式
3)清川子ども神楽(清川町)
●五方礼始(ごほうれいし)
4)柴山八幡社付属柴山俚楽(千歳町/浅草流)
●神遂(かみやらい)
5)御嶽流子ども神楽(清川町)
●太平楽(たいへいらく)
6)黒松神楽(犬飼町/浅草流)
●平国(へいこく)
7)出会い神楽(犬山・柴山・御嶽)
●柴曳(しばひき)
8)黒松神楽(犬飼町/浅草流)
●本手花(ほんてばな)
9)御嶽神楽(清川町/御嶽流)
●五穀舞(ごこくまい)
10)休憩・餅まき
11)出会い神楽(緒方・板井迫・御嶽)
●綱伐(つなきり)
12)浅草犬山神楽保存会(大野町/浅草流・上津流)
●綱母(つなのは)
13)浅草流松尾神楽(三重町/浅草流)
●神遂(かみやらい)
14)緒方三社神楽保存会(緒方町・御嶽流)
●天孫降臨(てんそんこうりん)
15)板井迫神明社神楽座(朝地町・深山流)
●天皇遣(てんこうけん)
16)御嶽神楽(清川町)
●貴見城(きけんじょう)
17)浅草流松尾神楽(三重町/浅草流)
●退治(たいじ)
18)御嶽神楽(清川町)
●大神(たいじん)
閉会行事17:40~17:50

御嶽神楽は、御嶽山麓の能場公園で開催される。桜に囲まれた開放的な観客席が自慢で、階段状なのでどこからでもストレスを感じることなく鑑賞できる。
桜が咲けば、春ならではの舞に、花吹雪が、文字通り花を添えてくれるだろう。

▲2017年3月15日撮影
<イベント情報>
イベント名:第30回御嶽流神楽大会
期日:2017年4月2日(日)
時間:8:00~17:40
会場:神楽の里「能場公園」
住所:大分県豊後大野市清川町宇田枝
電話:0974-35-2111(豊後大野市清川支所)
料金:500円(中学生以上)
アクセス:「神楽会館」「JR豊後清川駅」発着の無料シャトルバス有り

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